クラシックの名曲を披露したピアニストの小川典子さんとビオラ奏者の山下典道さん=伊万里市の前田病院

 佐賀県伊万里市立花町の前田病院で、クラシックの一流奏者を招いたロビー音楽会が40回目を迎えた。市民に生演奏の素晴らしさを感じてもらおうと、外来診療後のロビーを会場に年数回、無料で開いている。3日の音楽会では、ピアニスト小川典子さんの演奏を約100人の聴衆が堪能した。

 音楽会はクラシックファンの前田利朗理事長(72)が2007年、病院を現在の場所に移転したのを機に始めた。知人で九州交響楽団のビオラ奏者だった山下典道さんを介し、「地方でもクラシックに触れる機会を」という趣旨に賛同する奏者たちが出演。市外からも聴衆が訪れ、ぜいたくな時間を過ごしている。

 40回目の音楽会には、世界で活躍するピアニストの小川さんが駆け付け、ドビュッシーやラフマニノフの作品などを披露した。前田理事長は「九響のメンバーをはじめ、多くの演奏者の協力があって続けられていることに感謝したい」と話す。

 次回は7月12日、東京フィル首席ビオラ奏者の須田祥子さんのリサイタルを予定している。

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