境内の梅の木

御朱印帳

 5月からの新元号が「令和」となった。古くから梅をめでていたことや、寺や神社に参拝し、その記念としていただく「御朱印」が話題になっている。

 それに似つかわしい寺が、旧藩主鍋島家と龍造寺家の菩提寺であり、梅の名所としても知られている由緒ある高傳寺(佐賀市本庄町)だろう。

 境内には、700本近くの紅白梅の木があり、今は新緑が息づき、梅の実が所々につき、広い境内は、すがすがしい空気が漂っていた。樹齢400年の「霊徳寿梅」は、歴史の風雪にも耐えた喜びを告げるかのように春は花が開くだろう。

 梅と山門をデザインしたオリジナルの御朱印帳に、墨字してもらうと「高」が、座禅を組んでいるような絵文字に見える。住職の高閑者廣憲さんは「万葉の時代は言霊信仰があり、梅の歌が多く、梅と人の命の共感を梅に託したのではないでしょうか」と話す。

 2月中旬から3月初めに訪れれば、「万葉集」にあるように梅の花が咲き誇る中に、古代のようにゆっくりした時間を味わえ、「令和」をかみしめられるだろう。高傳寺の連絡先、0952(23)6486(地域リポーター・上原和恵=佐賀市)

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