ゴムボートに乗り、激流を下る日本代表チーム。右列中央が古川陽進さん=提供

総合優勝を果たした古川陽進さん(前列右から4人目)ら日本代表チーム

 激流をゴムボートで下るラフティングの世界大会で、唐津市原の古川陽進さん(41)が所属する日本代表がマスターズクラスで総合優勝した。元五輪選手とチームを組み、4種目のうち三つで1位を奪取。「応援してくれた人のためにも結果を出せてよかった」と喜んでいる。

 6人乗りのゴムボートで川を下り、速さを争う競技。世界大会は毎年開かれており、今年は5月16日から4日間、オーストラリア北部にある海沿いの町タリーであった。短い距離でゴールまでの時間を競う「スプリント」や、水上に設置されたゲートをくぐりながら速さを競う「スラローム」など4競技があった。

 唐津市でアウトドアツアーを主催している古川さんは、33歳から4年間、日本唯一のラフティングのプロチームに所属した経歴を持つ。当時のチームメートが代表チームにいた縁で声が掛かり、昨年夏に合流。カヌーやカヤックでオリンピック出場経験があるメンバーと共に、40歳以上を対象にしたマスターズクラスに出場した。

 「互いに旧知の仲で信頼関係があり、それぞれが自分の役割を果たせた」と古川さん。メンバーのうち3人が、会場となったタリー川でラフティングガイドとして働いたことがあり、地の利もあった。長距離種目で2位だった以外は全て1位を奪い、総合優勝を決めた。

 古川さんは「4種目全てで1位を取れなかったのは悔しいが、違うスポーツの選手と協力して勝てたことはうれしい」と笑顔を見せ、「自然を相手にするアウトドアスポーツの面白さを発信していきたい」と話した。

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