呼子大綱引で、懸命に綱を引く岡組の男衆=呼子町の三神社前

呼子大綱引で、懸命に綱を引き寄せる浜組の男衆=呼子町の三神社前

呼子大綱引で、懸命に綱を引き寄せる岡組の男衆=呼子町の三神社前

 約420年の歴史を持つ唐津市呼子町の国重要無形民俗文化財「呼子大綱引」の大人綱が2日、同町の三神社前で行われた。観光客1700人が見守る中、岡組と浜組に分かれた男衆900人が熱戦を展開した。勝負は最終の3本目までもつれ込み、岡組が勝利。今年の「豊作」を引き寄せた。

 1本の制限時間15分で、直径15センチ、長さ200メートルの大綱を引き合った。岡組が勝てば「豊作」、浜組が勝てば「大漁」との言い伝えをかけ、1本目は岡組が、2本目は浜組が奪った。

 「ミト」と呼ばれる大綱の中心部では、男衆が力水を浴びながら采配を振るい、それぞれ味方を鼓舞。「せーの」の掛け声に「ヨイサー」と綱を引き合い、飛び入りの観光客も枝綱を引いて応援に加わった。

 一昨年の引き分けを挟み、2015年からは岡組が勝利を続ける。岡組頭の平川英樹さん(49)は「今年の浜組は力を合わせてきて強力でした。来年も岡組一丸となって勝利を目指したい」と汗をぬぐった。

 綱引は豊臣秀吉が名護屋城に陣を構えていたとき、加藤清正と福島正則の陣営を東西に分け、軍船の綱を引かせたのが始まりといわれている。 

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