なぎなた団体・佐賀東-牛津 代表者戦で果敢に攻め込む佐賀東の富吉由美=牛津高体育館

なぎなた団体・佐賀東-牛津 牛津との接戦を制し、笑顔を見せる佐賀東の選手たち=牛津高体育館

 【団体試合】

 ▽決勝

佐 賀 東 0-0 牛   津

 内  川 0-0 溝  口

 石  橋 0-0 網  谷

 城    0-0 志  氣

 富  吉 0-0 小井手

 丸  内 0-0 松  本

    (代表者戦)

○富  吉 ス-0 網  谷

(佐賀東は7年連続26度目の優勝)

 【演技競技】(1)森朋花・荒川夏羽(鹿島新)(2)松本桃佳・網谷美紅(牛津)(3)丸内架奈・富吉由美(佐賀東)城美咲・石橋瞳子(同)

 【個人試合】(1)網谷美紅(牛津)(2)富吉由美(佐賀東)(3)溝口羽菜(牛津)松本桃佳(同)

 

 

=ヒロイン= 3年富吉、雪辱のスネ 代表者戦

 

 勝利の瞬間、安堵(あんど)感とともにとめどなく涙があふれ出した。なぎなた団体は、佐賀東が代表者戦の末、牛津を下して7連覇を達成。苦杯を喫し続けたライバルに代表者戦で雪辱を果たした富吉由美は「みんなの気持ちが一つになった」とうなずいた。

 富吉は「今度こそ。絶対に負けない」と燃えた。代表者戦の相手、網谷美紅には全国選抜大会の出場が懸かった新人大会の大将戦で敗れ、個人でも及ばなかった。この日、先にあった個人試合決勝も延長でメンを決められ敗戦。涙を流したばかりだった。

 「逃げるな。絶対一本取って」-。江越由季監督の声に押され、好機を待った。3分で決着がつかず、もつれた延長戦。「集中しすぎて、どういうふうに取ったか覚えていない」と富吉。相手のメンを払ってスネが決まると、仲間が次々と駆け込んできた。

 団体出場した5人は、全員が高校入学後になぎなたを始めた。富吉はメンバー唯一の3年生。3月の全国選抜には個人で出場し、「みんなを全国に連れていく」との思いでたゆまぬ努力を重ねてきた。

 2カ月後に迎える待望の大舞台に向け、「自信を持って全国の強豪にぶつかれるチームに仕上げたい」と意気込んだ。

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