高齢者を保護し、感謝状を受け取った古川玉季さん(右)と京弥君。左は香月幸太郎神埼署長=同署

 道に迷(まよ)っていた80代(だい)の女性(じょせい)を早期に保護(ほご)したとして、神埼署(かんざきしょ)は5月23日、佐賀市東与賀町の看護(かんご)助手・古川玉季(ふるかわたまき)さん(51)と息子(むすこ)の京弥(けいや)君(11)に感謝状(かんしゃじょう)を贈(おく)りました。

 5月5日午後10時ごろ、上峰町の友人宅(たく)から車で帰宅(きたく)途中(とちゅう)に吉野ヶ里町で、京弥君が道路中央で落ち着きがない様子で立っている高齢(こうれい)女性を発見。玉季さんが車を止め、声を掛(か)けると「道に迷った」と女性が答え、話につじつまが合わない点もあったため、保護し、署に送(おく)り届(とど)けました。

 「道路の真ん中にいたからびっくりした」と京弥君。「両サイドに歩道があるのに」と玉季さんも不審(ふしん)に思ったといいます。玉季さんは以前も路肩(ろかた)に座(すわ)り込(こ)んでいる高齢者を警察(けいさつ)に送り届けたことがあり、「ためらいはなかった。普通(ふつう)のことをしただけ」と謙遜(けんそん)し、そんな母親の姿(すがた)を京弥君は「すごいと思う。少し勇気がいるけど、困(こま)っている人に声を掛けたい」と話しました。

 神埼署であった贈呈(ぞうてい)式では香月幸太郎(かつきこうたろう)署長(しょちょう)が感謝状と記念品を手渡(てわた)しました。現場(げんば)が佐賀東部工業団地(こうぎょうだんち)の近くで民家もないことから、香月署長は「発見が遅(おく)れていたら重大事故(じこ)になっていた可能性(かのうせい)も否定(ひてい)できない」と速(すみ)やかな対応(たいおう)に感謝。「時間帯や様子などから少しでも不審に思ったら警察に通報(つうほう)を」と呼(よ)び掛(か)けました。(5月25日付16面)

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