関係者の手で除幕される四脚門=鳥栖市の西法寺

 鳥栖市重要文化財に指定されている同市蔵上町の西法寺(さいほうじ)の門「四脚(しきゃく)門」がこのほど修復され、1日、同寺で落慶(らっけい)式が行われた。古びた色合いに仕上げられ、江戸時代の豪壮な姿を取り戻した。

 四脚門は、日本の門の建築様式の一つで、門柱の前後に控え柱が2本ずつあり、実際には6本の柱で支えたもの。組み物や彫り物などから江戸時代前期末(17世紀)ごろに建立されたとみられ、明治3(1870)年に田代地区から移築されたと伝わる。市内に現存する数少ない江戸時代の木造建築物となっている。

 総ケヤキ造りで、屋根は切り妻造り。大棟の両端に鯱(しゃち)、屋根の四隅には唐獅子を配している。老朽化して雨漏りがひどかったため、昨年から修復に着手。使えるものを再利用しながら、平瓦と丸瓦をふき替え、傷んでいた鯱と唐獅子も復元したものに取り替えた。

 修復費用は門徒、住職、市教委からの助成を充てた。今後、門柱や扉などの汚れ落としなどを進める。

 落慶式には門徒ら70人が参加した。楠法泉(くすほうせん)住職(71)は「歴史ある門が皆さんの力で見事な姿を取り戻すことができた」と喜んでいた。

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