救急隊員の指導を受けながら心臓マッサージの実技に挑む生徒ら=佐賀市の九州国際高等学園

 佐賀市神野東の九州国際高等学園(園田皓二校長)で5月31日、救命救急の講習会が開かれた。佐賀広域消防局から講師を招き、心停止状態の人に電気ショックを与えて救命する自動体外式除細動器(AED)の使い方などを学んだ。

 全校生徒42人が座学の後、人形を使った胸骨圧迫や人工呼吸を体験し、AEDも使用した。「大丈夫ですか」「救急車を呼んでください」など大きな声が飛び交った。同局の職員6人は「AEDが届いても心臓マッサージは中断しないで」などと助言し、生徒からの質問に丁寧に答えていた。

 重ねた両手を胸に当て、30回の胸骨圧迫を行った後、「きつい」と肩で息をする生徒の姿も。初めて講習を受けた3年の早田晃英さんは「難しい印象だったが、講習を受けて実践できる自信がついた。でも1人で長く心臓マッサージするのは難しそう。誰かと協力して人助けしたい」と語った。

 2017年の県内の救急出動は3万5456件で、うち916件が心肺停止で救急搬送された。その中で80件が蘇生。救急隊員が到着するまで、一般の人がAEDを使っていたのは12件あった。

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