ホタルが放つやさしい光を見つめる入所者たち=小城市の鳳寿苑

 小城市の特別養護老人ホーム3カ所で5月29日夜、ホタルの観賞会が開かれた。小城商工会議所青年部(松尾裕之会長)が前日に市内の清流で捕まえたホタルを手分けして運び入れた。入所者たちは真っ暗になった部屋でやさしい光を放つホタルを見つめ、初夏の風情を楽しんだ。

 三日月町の鳳寿苑(ほうじゅえん)では、部員たちがホタルを入れたケースを手に交流スペースや個室を回った。入所者たちは車椅子やベッドの上で、点滅を繰り返す黄緑色の光に息をのみ、「こっちの水は甘いぞ」とホタルの童謡を口ずさんだ。

 観賞会は、高齢で体が不自由になった人たちに季節の移り変わりを感じてもらおうと、歴代部員が30年以上続けている。ホタルは観賞後、自然に戻された。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加