研さんを積んだ陶磁器の力作が並ぶ陶千坊展=有田町の九州陶磁文化館

 県立有田窯業大学校の卒業生や陶芸愛好家らによる「陶千坊展」(佐々木捷子代表)が、有田町の九州陶磁文化館で開かれている。県内外の22人が、食器や花器、人形、オブジェの陶磁器536点を展示している。6月2日まで。

 長崎県佐世保市に工房を構える桒野健次さんは、ウサギなどの動物や鬼、龍をモチーフにしたオブジェを中心に並べた。表情やしぐさがユーモラスで、金棒と酒がめを抱える鬼、逆立ちしたり、両手を上げたりした動物の姿が目を引く。

 川口則子さん(有田町)は柿右衛門調の絵付けを施した食器を出品。梅やバラなどの花を生き生きと描いた。宮地栄八さん(神戸市)の器は、磁器に水色のマット釉ゆうを施し、鮮やかな色ながら落ち着いた印象を醸し出している。陶芸教室を開くメンバーもおり、完成度の高い陶器や洋絵の具を使った作品も見られる。

 陶千坊展は子どものような心で作陶しようと毎年、作品を持ち寄り展示会を開いている。

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