緊急提言書を受け取った安倍首相(左から5人目)と提出した岩田氏(同6人目)ら自民党議員=東京・永田町の首相官邸

 滋賀県大津市や東京都池袋で社会問題になる交通死亡事故が相次いで発生したこと受け、岩田和親衆院議員=比例九州=が会長代理を務める自民国土交通部会は29日、安倍晋三首相に通学路の安全確保や、高齢運転者の交通事故防止を求める緊急提言を行った。

 通学路に加え、園児たちが日常的に利用する道路、園外活動のための経路について安全点検を行うことを要請した。また、学校、園周辺の速度規制を進めるなど、通学路以外でもドライバーに注意を促す「キッズゾーン」(仮称)の制定を求めている。

 高齢運転者の交通事故防止対策では、免許証を自主返納をしやすい環境整備のための相談体制の充実や返納者への支援などを提言した。提言書を受け取った安倍首相は「しっかり取り組みたい」などと応じた。

 5月8日の大津市の事故後、岩田氏が「部会として対応が必要」と、伊藤忠彦会長に提案したことがきっかけになり、大津市長を招いて会議を開き、緊急提言をまとめた。岩田氏は「看過できない事故で、政府が講じるべき対策を求めた」と話した。

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