穏やかな時間を楽しむ下川さん夫妻

 8年前、田舎暮らしに憧れ、土地を探していた下川徹也さん(49)と郁(かおる)さん(48)。偶然通り掛かった七山馬川で「売地」の看板を発見、畑ができる広さや景色に引かれ、福岡市から移住した。

 徹也さんは福岡市内の職場へ高速バスで通勤しながら、地区の祭りや草刈りに参加して住民の信頼も厚い。移住後に出産し、手作りパンの自宅販売を中断していた郁さん。子育ても一段落し、最近「鳴神の庄」で土日限定販売を始めた。

 田舎暮らしの不便さも、収穫の喜びや穏やかな時の流れが上回り、「いつか自家菜園や七山の食材を使ったカフェを開きたいね」とほほ笑む2人に、軒下に帰省したツバメたちもうれしそう。(地域リポーター・古川ゆかり=唐津市)

このエントリーをはてなブックマークに追加