竹べらを糸のような和紙に通していく参加者たち=佐賀市松原の旧福田家

 200年以上続く伝統工芸品「手織り佐賀錦」の担い手を育てる佐賀錦振興協議会の初心者講習会が28日、佐賀市松原の旧福田家で開講した。参加者たちは細かな手作業に戸惑いながら、集中して織機に向かっていた。

 講習は全10回。初回は6人が参加し、同協議会理事の指導を受けながら初心者向けの文様「雷文」を制作した。糸のように細く裁断し、金が貼られた和紙と絹糸を、交互に竹べらで織った。受講した青木まり絵さん(32)=佐賀市=は「祖母が作った小物がすてきで、自分でも作ってみたいと思った。細かい作業に没頭できると安らげるし、楽しい」と話した。

 講習会は1995年に始まり、24回目。松本美紀子会長(69)は「絢爛(けんらん)豪華で飽きがこないのが佐賀錦の面白いところ。次の世代に受け継ぎ、1人でも長く続けてもらいたい」と話している。

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