顔をくっつけ合うようにして、竹串でたこ焼きをひっくり返す生徒たち。タイのない、黄色い制服が台湾の生徒たち=鳥栖商高

 台湾の高校生が28日、鳥栖商高を訪れ、歓迎セレモニーやランチ、授業や部活動の見学で交流した。世界とつながる県青少年交流推進事業の一環で、グローバルな人材育成を目的に3年前から台湾を訪れ、交流を深めてきた。今回は初めて台湾の生徒たちが鳥栖市を訪問した。

 訪れたのは台湾北部の桃園市にある中壢(ちゅうれき)商業高級中等学校(中壢商)の1~3年生16人(女子14人、男子2人)と教職員2人。

 台湾の生徒らが乗ったバスが玄関前に到着すると、全校生徒516人が手作りの台湾の小旗を振って熱烈に歓迎。体育館でのセレモニーでは中壢商の生徒を代表して、2年生の許云瑄さん(17)が個人的に学習している日本語で「メディアが発達しても、実際に足を運んで現地の生活に触れることが有意義だと思う。たくさんの思い出と友達をつくりたい」とあいさつした。

 鳥栖商が笑顔いっぱいのダンスと吹奏楽の演奏を披露すると、中壢商の生徒もクラシックのギター演奏やダンスで応えた。たこ焼きと手巻き寿司を一緒に作るランチ交流では、肩を寄せ合って、たこ焼きをひっくり返すなどするうちに、言葉の壁を越えたコミュニケーションが生まれていた。

 中壢商1年生の黄昱璇さん(16)は「台湾語と北京語で『おなかがすいた』と教えたら、すぐ覚えてくれた」とうれしそうで、鳥栖商3年の漢由衣奈さんは「初めて海外の人と接して、言葉が通じなくても意思疎通できることを学んだ」と話した。

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加