委嘱部門で大賞に輝いた三藤遊海さん(熊本市)の調和体「散らばれ」を鑑賞する来場者=県立美術館

 佐賀県内最大の書の公募展「梧竹・蒼海顕彰第27回県書道展」(佐賀新聞社主催)が28日、佐賀市の県立美術館で始まった。初日の午前中から書道愛好家らが足を運び、白と黒の世界に酔いしれた。6月8日まで。

 審査会員や委嘱作家の作品、一般公募の入賞作など543点を前後期に分けて展示する。同館1階の2~4号展示室には前期に展示する323点が並び、緊張感のある静けさが会場を包んだ。

 山田酒店(佐賀市赤松町)の店主・山田晃史さんは娘の山田映泉さん(25)が委嘱部門で準大賞、従業員の森山南斗(なんとう)さん(同)が一般公募で一席にあたる県知事賞に輝き、森山さんと会場を訪れた。山田さんは「真面目で思いやりのある森山さんの性格が書に表れている」と話し「働きながら書を極めるのは並大抵のことではないが、できる限り応援したい」と力を込めた。森山さんは「受賞はありがたいの一言に尽きる。常に気に掛けているのは余白で、全体のバランスを取ることに注力している」と話していた。

 前期の展示は6月2日までで、同4日から後期が始まる。29日~6月1日、5~7日は午前11時からギャラリートークがある。問い合わせは佐賀新聞プランニング内の県書道展事務局、電話0952(28)2151。

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