かれんな花を咲かせるクロカミラン=伊万里市の大坪公民館

 希少植物クロカミランの展覧会が25、26の両日、伊万里市の大坪公民館で開かれた。伊万里黒髪ラン保存会(桑本俊策会長、14人)が交配して育てた400鉢が並び、薄紫のかれんな花の姿が来場者の目を楽しませた。

 クロカミランはウチョウランの仲間で、伊万里市、武雄市、有田町にまたがる黒髪山系だけに自生している。小ぶりな花の形や斑紋は株ごとに微妙に異なり、繊細な美しさに魅了される人が多い。

 保存会は36年前、野生ランブームによる乱獲で激減したことを受けて結成された。原種の球根を山に戻す活動に取り組んでいるが、今も盗掘が後を絶たないという。「地域の貴重な財産であり、自生しているものには手を付けないで」と桑本さん。展覧会は毎年、開花時期に合わせて行っている。

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