佐賀県は30日、関係省庁や与党に政策提案をする。全66項目で、佐賀空港の運行効率を上げるため、自動着陸誘導装置(ILS)の空港西側への増設や航空管制官の配置を新たに盛り込んだ。

 佐賀空港では現在、悪天候や視界不良の際は滑走路東側に設置されているILSからの電波情報を航空機が受信し、着陸している。これを西側にも設置することで、より高い安全性の確保につながるとしている。

 ILSを巡っては、自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、福岡県柳川市が悪天候時に市上空を飛行するケースが増えることを懸念し、空港西側にも設置するよう佐賀県に求めた経緯がある。県空港課は「今回の政策提案とは直接関係ない」としている。

 県は県総合運動場周辺の「SAGAサンライズパーク」整備事業で、地中熱などをプールやアリーナの空調用熱源に利用する。この取り組みのため、原発立地地域のエネルギー構造高度化に関する補助金を拡充するよう求める。また、アリーナには地域防災拠点としての機能を持たせるが、現行の緊急防災に関する事業債制度は2020年度までしか使えないため、アリーナ完成予定の22年度まで活用できるよう提案する。

 山口祥義知事や県関係国会議員らが各省庁などを回る。政策提案は、政府の新年度予算編成や制度改正に反映させるため、各省庁が概算要求する前に例年実施している。

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