出詠された短歌について、評価し合う出席者たち=佐賀市のメートプラザ佐賀

 短歌の愛好者でつくる県歌人協会(松尾純人会長)の総会短歌会が26日、佐賀市兵庫北のメートプラザ佐賀であった。会員や愛好者らが短歌81首を出詠し、暮らしの気付きや老境の思いを表現した。

 互選方式により、最高賞の県知事賞に選ばれた藤家恒善さん(鹿島市)の短歌「成るようになるに任せて生きる術すべ身につきたれば八十路やそじも楽し」をはじめ計12首が入賞した。

 短歌会は会員ら約40人が出席し、1首ずつ感想や意見を述べ合った。県議会議長賞に選ばれた岸川敦子さん(小城市)の歌「子には子の暮らしのあらむ帰り行く子を見送りて玄関閉める」については、「親のさみしさと子を思う気持ちが入り交じっている」「子離れの歌」との意見が出た。県芸術文化協会賞に輝いた梶原恵美子さん(多久市)の歌「関白の口やかましき夫なれど静かすぎると寝息確かむ」には「老夫婦の素直な姿でほほ笑ましい」と共感する声があった。

 総会短歌会は今年で45回目。この日は第30回短歌文学賞の表彰式もあった。

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