試合後、決勝点を奪った鳥栖FW豊田陽平(左から2人目)とアシストしたFW小野裕二(右)が、サポーターの前で互いをたたえ合った=鳥栖市の駅前不動産スタジアム

 持ち前のハードワークが、劇的ゴールを呼び込んだ。試合終了間際、豊田陽平の決勝弾で5年ぶりの3連勝を飾ったサッカー・J1サガン鳥栖。26日、鳥栖市の駅前不動産スタジアムに駆け付けた約1万4千人のサポーターは最後まで勝利に執着するチームを後押しし、今季序盤低迷のうっぷんを晴らすように、喜びを爆発させた。 

 激しい攻防で0-0のまま引き分け濃厚となってきた後半ロスタイム。途中出場した小野裕二のクロスに豊田がゴールを決め、スタンドは沸き上がった。豊田コールが鳴り響き、福岡県の山路俊介さん(18)は「感動した。豊田選手はゴールはもちろん、(献身的な)守備もよかった」と興奮気味に語った。

 相手の鹿島アントラーズはJ1を8度制した強豪。攻守のバランスに優れ、鳥栖はなかなか決定機をつくれなかった。出張で佐賀を訪れるうちに鳥栖ファンになった花房恭彦さん(28)=宮城県=は「ワンチャンスをものにしてくれた。久々の3連勝で何よりうれしい」と声を弾ませた。

 チームは金明輝(キンミョンヒ)監督が就任して以降、リーグ戦は負けなしの3連勝。次のセレッソ大阪戦(6月1日)に勝てば、2013年以来6年ぶりの4連勝となる。鳥栖市の森章彦さん(40)、裕一郎君(8)親子は「サポーターも選手と共に頑張るので、残りの全試合勝利してタイトルを取ろう」。連勝街道へ一丸となっての応援を誓った。

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