鳥栖-鹿島 後半ロスタイム、スルーパスに反応し、クロスを上げる鳥栖FW小野=鳥栖市の駅前不動産スタジアム

 少ない出場時間で結果を出した。残り5分を切ってから出場したサガン鳥栖のFW小野が、完ぺきなクロスでFW豊田の決勝点をアシスト。小野は「自分の蹴りたいところに蹴れたし、トヨさんが決めてくれて良かった」と納得の表情で語った。

 後半41分、MF松岡に代わってピッチに入った。「この気温で相手のセンターバックが走れていなかった。その裏を狙った」という言葉どおり、MF高橋義のスルーパスに素早く反応。左サイドから倒れながら上げたクロスは、相手GKが飛び出せない、絶妙な位置にコントロール。豊田がゴールに流し込むと、小野も喜びを爆発させた。

 今季はキャンプ序盤からけがに苦しみ、別メニュー調整が続いた。4月6日の仙台戦でようやく今季初出場を果たしたが、同14日の川崎戦で左太もも裏を負傷した。以降は1カ月以上戦線を離れ、その間にクラブは監督交代を断行。苦境に陥ったチームをプレーで助けることができず、「ふがいない思いだった」と神妙に話した。

 久しぶりのピッチで値千金の活躍を見せた小野は、「待ってくれていたサポーターのためにも、今自分にできる最大限のプレーでチームに貢献したい」と口元を引き締めた。

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