10月の全国都道府県対抗eスポーツ選手権に佐賀県代表として出場する(左から)少年の部の嬉野佑斗さん、一般の部優勝の中村哲汰さん、同準優勝の徳永洸平さん=福岡市のTKPガーデンシティ天神

 10月に茨城県である「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」のうち、自動車レースの技術をゲームで競う「グランツーリスモSPORT(スポーツ)部門」の県代表決定戦が25日、福岡市であった。一般の部は唐津市の会社員中村哲汰さん(18)が優勝、玄海町の専門学校生徳永洸平さん(19)が準優勝に輝き、少年の部は佐賀市の嬉野佑斗さん(17)=佐賀西高3年=ただ1人が出場して、それぞれ代表に決まった。

 9月から10月にかけての茨城国体に伴う文化プログラムとして、初めて実施するeスポーツ競技の1部門。その再現性の高さから「リアルドライビングシミュレーター」をうたう、プレイステーション4用ソフト「グランツーリスモSPORT」で競う。

 選手たちは4月、インターネット上の予選を通過。この日は一般の部に11人が出場し、富士スピードウェイ(静岡県)を舞台に5周した着順を競った。第1レースは二つのグループに分かれて行い、それぞれ上位5人の計10人で代表決定戦に臨んだ。

 第1レースの結果、中村さんが第1グリッド(隊列順)、徳永さんが第2グリッドでスタート。終始激しく競り合い、最終5周目で中村さんが徳永さんをかわしトップを奪うと、そのままゴールした。タイム差わずか0・358秒と白熱し、レース後は互いに拍手を贈り合う姿も見られた。

 少年の部唯一の出場で自動的に代表入りを決めた嬉野さんは、スタッフとのエキシビションマッチで安定したレースを見せた。

 中村さんは「優勝できてうれしい。(本大会で)全国の速い選手と同等の走りができるよう練習して挑む」。徳永さんは「代表になったからにはいいレースがしたい」とそれぞれ抱負。嬉野さんは「他のプレーヤーと会い、自分の力が通用するか知りたくてエントリーした。自分でいいのかとも思うが、代表になれてうれしい」と喜んだ。

 会場ではこの日、鹿児島、宮崎、熊本の代表決定戦もあった。茨城国体のeスポーツ競技はこのほか、サッカーゲーム「ウイニングイレブン」とパズルゲーム「ぷよぷよ」の2部門も行われる。

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