運転に不安がある高齢者に自身の運転技能を知る機会にしてもらおうと、佐賀県警は今月末から、70歳以上の高齢ドライバーを対象にした技能教習を運転免許試験場(佐賀市久保泉町)で始める。毎週火曜日に最大4人まで利用でき、28日に初回を予定している。事前予約制で利用は無料。県警によると、同様の取り組みは九州で初めて。

 技能教習は1時間で、技能試験車の助手席に運転免許技能試験官を乗せ、試験場のコースを回る。採点結果に基づき、安全運転のための指導を受ける。

 全国で高齢ドライバーによる重大事故が問題となる中、70歳以上が免許更新時に義務付けられた高齢者講習に加えて、運転技能について個別アドバイスを受ける機会を増やそうと、県警運転免許課が企画した。同課の野口一幸交通聴聞官は「アドバイスを身に付ければ『運転寿命』を延ばす一助になり、免許の自主返納を考えている人には判断材料にもなる」と利用を呼び掛ける。

 県内の運転免許保有者は56万3874人(4月末現在)。このうち75歳以上は約8・5%の4万8176人で、今後も増加が見込まれている。

 技能教習は毎週火曜の午後2時半~3時半、3時40分~4時40分の計2回実施し、各回2人まで利用できる。年末年始や繁忙期の2~3月と8月は除く。28日は既に予約が埋まっている。予約受付は運転免許試験場、電話0952(98)2220(平日午後1時~5時)。

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