踏切や道路での注意点を指導する神埼署員(左)=神埼郡吉野ヶ里町吉田

 保育園(ほいくえん)児ら16人が死傷(ししょう)した滋賀県(しがけん)大津市(おおつし)の交通事故(じこ)を受け、神埼署(かんざきしょ)と神埼郡(かんざきぐん)吉野ヶ里(よしのがり)町、吉野ヶ里保育園の3者は20日、園(えん)外活動で歩くコースの緊急(きんきゅう)安全点検(てんけん)を実施(じっし)しました。これまで安全と思われていた散歩コースなどに危険(きけん)が潜(ひそ)んでいないかをチェックし、通行時の注意点を確(かく)認(かくにん)しました。

 地図を手に、実際(じっさい)にコースを歩きながら点検しました。神埼署員は三差路(さんさろ)を示(しめ)し、「見通しが悪いと停止線を越(こ)えて止まる車がある」と指摘(してき)。園児を先導(せんどう)する保育(ほいく)士が2、3メートル先を歩き、事前の安全確認をすることなどをアドバイスしました。

 大津市の事故現場(げんば)となった県道交差点では、車道と歩道の間にガードレールやポールはありませんでした。吉野ヶ里町建設(けんせつ)課は「道路へのポールの設置(せっち)などハード面の整備(せいび)は予算との兼(か)ね合(あ)いもある。町内の他の園でも危険箇所(かしょ)の調査(ちょうさ)を行った上で検討(けんとう)したい」と述(の)べました。

 吉野ヶ里保育園の古川真園長は「ハード面はすぐに変わらないので、保育士の安全意識(いしき)の向上などソフト面の対策(たいさく)を先行させたい。引率(いんそつ)する保育士には運転手へのアピールのため、目立つビブスの着用なども検討したい」と話しました。

(21日付22面)

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