デザインの持つ力について語る朝重利文さん=有田町生涯学習センター

 有田町文化協会の文化講演会が23日、町生涯学習センターで開かれた。アルティア代表でアートディレクターの朝重利文さん(61)=有田町=が、デザインの力や面白さに触れ、「いろんな仕事に挑戦して100歳まで現役でいたい」と語った。

 県芸術文化協会の県芸術文化賞を受賞するなど活躍する朝重さん。美術部だった中学2年時にグループ出品した作品が二科展で最年少入選し、今も記録は破られていないという。

 講演では、プロの心構えを教わった先輩デザイナーのさまざまな作品を取り上げた。ある即席めんのパッケージは、5色の見本から消費者調査を踏まえ黄色にしてヒットしたといい、「リサーチをきちんと行う大切さを学んだ」と話した。

 また、優れたデザインは長く残っていくとし、「日清食品の企業ロゴは赤と白の比率が日の丸と同じで、安心感を与えている」と親しまれる理由を語った。

 自身の仕事にも触れた。昨秋の「明治佐賀偉人見聞録展」で、「時代が違う人たちを身近に感じてもらうため、写真ではなくイラストにした」と、展示への興味を高める工夫を紹介した。

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