陸自オスプレイの木更津駐屯地への暫定配備について、渡辺芳邦木更津市長(右側中央)に説明する原田憲治防衛副大臣(左)=千葉県の木更津市役所

 陸上自衛隊が導入する輸送機オスプレイを巡り、原田憲治防衛副大臣は24日、千葉県木更津市を訪れ、陸自木更津駐屯地に暫定的に配備する方針を説明した。期間は2019年度末から佐賀空港への配備計画が実現するまでとし、「恒久配備先は佐賀空港」と強調した。市には本格的な配備への懸念があり、渡辺芳邦市長は「可否を検討したい」と述べるにとどめた。

 防衛省側は、佐賀空港への配備には地元漁協の理解を得る必要があり、駐屯地開設に要する工期なども含め「一定期間を要する」と説明した。陸自オスプレイを国内で運用し、要員の練度や即応態勢を維持するため「暫定配備を行う必要がある」と理解を求めた。初年度に5機を暫定配備した後、導入予定の全17機を配備する可能性も示唆した。

 木更津を選定した理由としては、オスプレイの運用に必要な滑走路約1500メートルを保有▽17機を配置する用地がある▽既存の配備機への影響を最小限にとどめられる▽格納庫など既存施設を利用でき、運用基盤を整えやすい―の4点を挙げた。離島防衛の専門部隊「水陸機動団」の拠点、相浦駐屯地(長崎県佐世保市)まで無給油で飛行できることもあり、最適とした。

 渡辺市長は臨時会見で、前年度に佐賀県に市職員を派遣し、配備計画の進展状況を確認するなど動向を注視してきたことを明らかにした。防衛省から暫定配備の期限が明示されなかったため、「市民が理解する上で大切な要素。その部分を明らかにしながら進んでいきたい」と話した。

 木更津駐屯地は米軍オスプレイの整備拠点にもなっている。

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