11年ぶりに改訂された「佐賀市人権教育・啓発基本方針」=佐賀市のほほえみ館

 佐賀市は、人権施策の指針「市人権教育・啓発基本方針」を11年ぶりに改定した。2016年に施行されたヘイトスピーチ対策法などの3法を踏まえ、外国人やLGBT(性的少数者)の人権問題への対策などを新たに盛り込んだ。

 基本方針によると、特定の人種や民族の憎悪をあおる言動「ヘイトスピーチ」を許さず、偏見や差別の解消のために「多文化共生」を進める。LGBTへの正しい知識を伝える職員向けの研修や啓発活動にも取り組む。

 東日本大震災や熊本地震を受け、人権擁護の視点に立った避難所運営も盛り込んだ。インターネットの普及を受け、情報モラル教育も積極的に進めていく。

 基本方針の概要については市内26地域の公民館に出向いて説明する。

 従来の基本方針は2008年2月に策定した。市人権・同和政策・男女参画課は「この10年で社会情勢が大きく変化したため見直した。複雑化、多様化する人権問題を解決していきたい」と話す。

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