重症心身障害児が通所できる「こどもデイサービスgrow」とスタッフたち。後列中央が元田さん=武雄市朝日町甘久

 佐賀県武雄市に重症心身障害児や医療的ケア児が通所できる「こどもデイサービスgrow(グロー)」ができた。運営者の元田三紀さん(39)は「保護者の負担を軽減し、子どもたちのよりよい成長を促したい」と話す。

 元田さんは、訪問介護事業を行う会社(武雄町)の社長で、朝日町甘久に事務所兼施設を新設してデイサービス事業を加えた。佐賀県に同様の施設は5カ所あるという。

 開所のきっかけは、2017年に重症心身障害児らも対象に始めた訪問看護事業。自宅を訪ねるのは週1回、1時間程度の場合が多く、十分に支援できないジレンマを感じた。「看護のために十分な睡眠や休養がとれず、外出もままならない保護者がいた。子どもたちも家にいることが多く、居宅介護の枠では外にも連れて行けず、社会と接する機会が少ない子も多かった」という。

 そんな経験から通所施設の運営を考え、4月から始めた。月曜から金曜の午前9時半から午後3時半までと、放課後対応として学校が終わる時間から午後5時まで開所する。祝日や休校日も対応する。対象は送迎を考慮し、施設から片道30分以内の人になる。

 スタッフは児童発達支援管理責任者、看護士、保育士らで、訪問看護のスタッフも支援して、工作などのレクリエーションやリハビリ、昼食(弁当持参)、昼寝などで過ごす。

 元田さんは「子どもだけでなく、保護者にもいい環境が提供できる施設を目指す。より安心して預けられる施設になるよう研さんを重ねたい。運営で感じる問題点や課題を行政にも提供していきたい」と話す。電話は0954(27)7441。

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