大河ドラマ「いだてん」の裏話で盛り上がる左から中村勘九郎さん、古舘寛治さん、久保勝史さん=鹿島市の祐徳稲荷神社参集殿

 NHK大河ドラマ「いだてん」のトークツアーが19日、鹿島市の祐徳稲荷神社で開かれた。主演の中村勘九郎さんは自身の役柄について「金栗四三はくじけても、めげずに次を見る人だった」と語り、再起する力の大切さを強調。画面を通じて伝えたかった子どもたちや次世代選手への思いも明かした。

 会場は約750人の超満員。勘九郎さんをはじめ古舘寛治さん、久保勝史さんら作中の東京高等師範学校メンバーが登壇した。金栗が創設した「箱根駅伝」の回は極寒で震えながら走った撮影の裏話も語られた。

 「マラソンの父」金栗は世界記録を塗り替え、日本初の五輪選手となったが、本大会では途中棄権。4年後のベルリン五輪は第1次大戦で中止になる。勘九郎さんは「苦しさや悔しさを抱えながらも、いちずに物事に向かう」姿勢を演じたという。古舘さんも「金栗という人物のインパクトはゼロから1を生んだこと」と評した。

 トークは鹿島市が箱根ランナーの合宿誘致を行う縁で実現した。終了後、俳優陣は取材に応じ、古舘さんは「実家は唐津で、ずっと来たかった。いいものがたくさんある豊かな地方を守っていってほしい。今後も、何かできることがあれば関わりたい」と話していた。

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