図書館の蔵書は、大切に。住民みなさんの「共有財産」です

 京都府の山中で、大量の図書館の蔵書が投棄されているというニュースに驚いた方が多いのではないでしょうか。宇治市や京田辺市などの図書館の蔵書が、500冊以上も投棄されていたのです。現在、自治体や府警が経緯を調査していますが、これらの蔵書はいったいなぜ、投棄されてしまったのでしょう。

 公立図書館は「図書館法」により、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならないと、定められています。「無料の原則」と呼ばれている条文です。これは、図書館が地域住民の情報や知識の入手など、最低限の文化基盤を保障するための施設としての役割を担っているからです。

 図書館は、「知る自由を保障すること」を重要な責務としています。住民は、図書館の利用を通じて学習し、情報を入手し、文化的な生活を営むことができます。そのため図書館では、資料を収集し、保存し、そして提供をしています。

 図書館の蔵書の投棄は、住民の知る自由を奪うことにつながる大きな問題です。図書館の利用は無料でなければならないという、この意味を改めて考えてみましょう。

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