特設の茶席で、お点前を披露する茶道裏千家淡交会佐賀支部の女性=小城市のゆめぷらっと小城

立礼席でお茶を運ぶ小城高茶道部の生徒

 小城市の交流施設で19日、「蛍の里大茶会」が16年ぶりに開かれ、市内外から訪れた約700人が特設の茶席で至福の一服を味わった。茶道とゆかりが深い近くの小城公園の散策も楽しみ、心休まるひとときを過ごした。

 椅子でいただく立礼席と薄茶席が用意され、茶道裏千家淡交会の佐賀支部員がもてなした。青年部がお点前を披露した立礼席は季節の花に加え、清流で知られる市内の「清水の滝」を模した庭園風のしつらえで来場者を喜ばせた。

 大茶会は、茶道の歴史が長い市のPRを兼ねて、1989年からホタルが飛ぶ時期に15年間続けられた。市内で今夏開かれる全国高校総合文化祭(さが総文)の茶道部門大会を盛り上げようと、市観光協会と淡交会佐賀支部が2003年以来、初めて開き、小城高茶道部の2、3年生11人が案内役などを担った。

 市観光協会代表理事で、淡交会佐賀支部長の村岡安廣さんは「豊かな自然、伝統文化が息づくためには多くの協力、マンパワーが必要になる。より一層、地域が輝きを増す取り組みを続けていきたい」と話した。

 会場では、名物のようかんなどが販売され、使用済みの茶せんを埋めた塚がある小城公園を、ボランティアガイドが案内した。致遠館高の茶道部OBで、福岡県内の大学に通う庄司葵さん(19)=佐賀市=は「敷居が高いと思われがちな茶道を身近に感じてもらえる機会になればうれしい」と話した。

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