「結果が思い通りになっても、ならなくても面白い」と話す八木春樹さん=佐賀市の佐賀西高

 「自分が思った通りの結果になったときはもちろんだけど、そうでなくても面白い」。佐賀県代表として、さが総文・自然科学部門で発表する佐賀西高3年の八木春樹さん(17)=鳥栖市=は、目を輝かせながら研究の魅力や奥深さをこう表現する。

 八木さんは昨年の県児童生徒理科研究発表会で、ペルチェ素子による海面温度差発電について発表。最高賞の知事賞に輝いた。

 科学に関心を持ち始めたのは小学5年の時。算数の授業で習った素数の並びが不規則であることを不思議に思い、公式を使って自分で調べ始めた。

 中学の部活動は吹奏楽部に入ったが、そこでも物理の面白さを見つけた。管楽器の長さと音程の関係や、倍音の仕組みなどに関心を持ち、自分なりに調べて疑問点などを解き明かしていったという。

 高校では迷わずサイエンス部に入部。一人で黙々と実験することを想像していたが、チームを組み、仲間と協力して研究や実験に取り組む雰囲気が気に入っている。壁にぶつかることも多いが、同じ研究班の仲間と話し合いながら解決策を模索している。

 部長として部員たちの研究を把握し、アドバイスを送っている。さが総文の生徒実行委員でもあり、多忙な日々を送っているが、探究心が尽きることはない。スマホの画面が動く仕組みなど、普段の生活の中で感じる「なぜ?」に真正面から向き合っている。

 さが総文では、ペルチェ素子の熱発電に関する研究について発表する。テーマとして選んだのは「エネルギー問題解決の糸口になればとの思いがあるから。取り組んできた研究の価値を分かってもらえれば」と力を込めた。

このエントリーをはてなブックマークに追加