鳥栖市は17日、50代の上下水道局次長と職員2人がやり直し工事の費用補償を巡って、工事を架空発注して支払っていたと発表した。具体的な工事内容や金額は明らかにしていない。22日に市議会へ報告し、関係者の処分を発表する。

 市によると、2018年度工事で施工不良と、それに伴う工事のやり直しが発生した。やり直し費用を巡り複数の関係業者間で調整したが整わず工期が延長された。さらに延長となれば、行政サービスに支障を来す恐れがあるとして、次長が費用の一部を市で肩代わりすることを申し出て、担当職員2人に指示して2月中旬に架空発注を行い、3月に業者に支払った。

 架空発注額は次長が決済できる130万円以内で、現場写真も偽装したため完工検査もすり抜けた。

 3月末から工事の進ちょく状況を確認していたところ、4月1日に次長が申し出て発覚した。架空発注で市に与えた損害については、次長が連休明けに全額を市に現金で提出、17日午後に業者からも同額を預かった。次長は「工期を守るために、やってしまった」と話しているという。

 橋本康志市長は「公務員としてあるまじき行為で、市民への信頼を大きく裏切るものと深く反省している」と陳謝した。

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