うれしの茶で染色したTシャツと伊豆味さん=嬉野市

 東京で活動するデザイナーが、うれしの茶で染色したアートTシャツの制作に取り組んでいる。若者向けのファッションブランド「沈(しず)み」のデザイナー伊豆味俊さん(34)で、若者文化と地域の特産物を融合させ、「お茶の染色をうまくファッションに落とし込みたい」と意気込む。

 Tシャツは、嬉野町の徳永製茶から提供を受けた茶葉を嬉野温泉水で煮だし、1着ずつ手染めで制作した。Tシャツは2種類で、お茶を染色した際に浮かび上がる茶色を、布地にあしらっている。水道水では茶色が薄くなってしまうことから、温泉水を利用するようになったという。昨年秋ごろから構想を練り始め、3月下旬に完成させた。

 伊豆味さんは沖縄県出身。妻が嬉野市出身で、4年前に同市を訪問し、うれしの茶を題材にしたアート作品の着想を得たという。伊豆味さんは「嬉野に住む人の温かさや感謝の気持ちを作品で表現できたと思う。嬉野のPRにもつながれば」と話す。

 うれしの茶を使ったTシャツは、4月23日に注文を受け付けて同月末に締め切った。17日から再度注文を受け付ける。1着1万円(税込み)。詳しくは「沈み」のオンラインストアで。

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