犯罪被害者遺族が味わうつらさや葛藤などを講演した清水誠一郎さん=鳥栖署

 鳥栖署犯罪被害者支援ネットワーク連絡会議が13日、同署であり、犯罪被害者遺族の清水誠一郎さん(48)=熊本市=が講演した。同会議のメンバーや鳥栖署員など約80人が講演に聴き入り、被害者や遺族のつらさを知るとともに、寄り添う大切さなどを学んだ。

 清水さんは、2011年に熊本市で発生した殺人事件で、最愛の娘である心(ここ)ちゃん(当時3歳)を亡くした。九州内をはじめ全国のイベントや学校で、被害者遺族の思いを伝えている。

 講演で清水さんは、心ちゃんがいなくなったスーパーでの状況や、遺体となって発見されたときの衝撃、娘の死を知らされた後の家族の葛藤などを、時折涙ぐみながら説明した。事件後に家族みんなでの死ぬことまで考えていた清水さんを、24時間態勢で支えてくれた熊本県警の警察官の様子を紹介し、「一番苦しいときを守ってもらった」と感謝の思いを述べた。

 出席者は、清水さんの話に時折目元を押さえながら聞き入り、被害者支援の重要性を再確認していた。

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