二紀展開幕を前に、会場を訪れた二紀会理事長の山本貞さん(中央)=佐賀市の佐賀県立美術館

 第72回二紀展巡回佐賀展(二紀会、佐賀新聞社主催)が14日、開幕する。昨年10月に東京・六本木の国立新美術館で開かれた本展で入選した約1千点の中から、厳選した絵画や彫刻83点を集める。佐賀での巡回展は6年ぶり5回目。26日まで。

 本展で最高賞の文部科学大臣賞を受けた今井充俊さん=群馬県=の「ナガレの径」(F200号)をはじめ、県内作家で準会員優賞に選ばれた大石惠三さん=鳥栖市=の「ひとり(月)」(F130号)など、高く評価された作品が並ぶ。

 13日は会場の設営作業が進められ、100号から200号の大作や彫刻作品が次々に運び込まれた。二紀会理事長の山本貞さんも佐賀入りし、展示の順番や位置などを指示し、佐賀支部会員の作品を1点ずつ批評・アドバイスした。

 山本さんは佐賀新聞社の中尾清一郎社長や佐賀県の副島良彦副知事らと相次いで懇談し、「バラエティーに富んだ作品を楽しんでもらいたい」「佐賀には全国区になりつつある有望な若手作家が多い」などと話した。

 二紀会は1947(昭和22)年に設立された。「戦前・戦中を第一紀とすれば、第二紀として未来に進んでいこう」という決意で立ち上げ、具象や抽象を超えた個性豊かな作品群を生み出し続けている。

 14日は午前9時から開場式、同9時半から山本理事長によるギャラリーツアーがある。入場料は一般800円、高校・大学生500円、中学生以下無料。

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