記者会見するJR九州の青柳俊彦社長=13日午後、福岡市

 JR九州の青柳俊彦社長は13日、福岡市の本社での会見で、本年度中に管内の路線別の収支状況を明らかにし、鉄道の維持に向けて地元と話し合いを進めていく考えを明らかにした。在来線はほとんどが赤字との認識も示し、「維持していくためにはどういうことができるか、建設的な議論につながるような(収支の)出し方にしたい」と述べた。

 JR四国が3月に管内の全18線区ごとの収支を初公表し、2013~17年度平均の営業損益が17線区で赤字だったことを受け、JR九州の黒字、赤字路線の割合を報道陣が質問した。

 青柳氏は「在来線に関しては、(JR四国と)ほとんど差はないと認識している」とした上で、「在来線の今後の在りようは本気で議論していきたい。コストの面、収入の面からデータを見ながら意見交換していきたい」と路線別の収支状況を明らかにする考えを示した。

 収支の開示方法については、一覧表にするか、概要を公表して地元自治体向けに細かい数字を説明するか、検討していると述べた。「センセーショナルな数字を出すのが目的ではない。長く交通ネットワークを維持していくためのベースになるデータを共有し、建設的な議論につながるような出し方にしていきたい」と強調した。

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