枯れた松に白いテープを巻いて目印を付ける参加者=唐津市の虹の松原

 松くい虫の被害を防ぐための点検活動が10日、唐津市の虹の松原であった。国の特別名勝を守ろうと、約50人が害虫の温床になる枯れ木を選び出した。

 松くい虫は松を枯らしながら増加し、木を食べるカミキリムシを通して広がる。過去10年の被害本数は92~339本と低い数字で推移しているが、対策を取らないとすぐに増えるため、佐賀県森林病害虫等防除連絡協議会(事務局・県林業課)が毎年、点検活動を行っている。

 この日は、参加者が6班に分かれて松原を歩き、枯れ木554本に白いテープを巻いた。後日、佐賀森林管理署が目印の付いた木を調べ、松くい虫の被害があれば伐採する。昨年は705本のうち192本が被害に遭っていた。

 同協議会の吉田成章会長(73)は「虹の松原は唐津の大事な観光資源。防風、防潮林としても枯らしてはいけない。地道な活動を続けていくしかない」と話した。

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