「普段から姿勢や動作の美しさを意識している」と話す山﨑華子さん

 「吟詠剣詩舞をあまり知らない人にも、楽しんでもらえるようにしたい」。鹿島高3年の山﨑華子さん(17)=鹿島市=は、さが総文に懸ける思いをこう口にする。県チームの一員として、曲に合わせてしなやかに舞う詩舞などを披露する。

 詩舞では、曲に使われる漢詩の意味を理解し、表情や動きで表現することが求められる。遠くの客席にも伝わるように、ステージでは動作を大きくすることを心掛ける。

 保育園のとき、詩舞をしている母智香子さんが扇子を持って舞う姿に引かれた。「自分もきれいに舞いたい」。幼心に憧れを抱き、小学1年の時から母と同じ稽古場に通うようになった。

 習い初めのときは日本舞踊に親しみながら、基本的な動作を身に付けた。細かな動きや扇子の使い方も学び、少しずつ表現力を磨いた。目線や呼吸にも意識を巡らせ、普段の生活でも姿勢を正す。周りから見てきれいになるように意識している。

 中学時代はバレーボールの部活動と両立した。舞う時は見た目以上に筋力が必要で、「スポーツをしているような感覚にもなる」という。

 数年前までは「ただ舞うだけだった」と振り返るが、周りから刺激を受ける中で「もっとよく踊れるようになりたい」と強く思うようになった。

 これまで全国大会を3度経験。「体幹を鍛え、腰をしっかり落として動けるようになりたい」と課題を口にする。いまは全国剣詩舞コンクール出場を目指して稽古に励んでいる。

 さが総文まで2カ月半。吟や合唱が組み込まれる「葉隠れ武士」では、力強い動きの武士を演じる。指先の動きまで一つ一つを意識しながら、「ポーズなど決めるところはしっかりと決め、堂々と踊りたい」と意気込む。

 

メモ 吟詠剣詩舞部門は7月28日、唐津市民会館で開かれる。都道府県ごとに合同チームか単独校のいずれかで出場。計約300人の生徒が、漢詩や和歌に節をつけて歌う吟詠や、吟詠に合わせて舞う剣舞、詩舞を披露する。佐賀県の合同チームは吟詠や剣舞を組み合わせた構成吟で、佐賀にゆかりのある演目を披露する。

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