交通事故防止のため、設置している無人のパトカー=白石町福富

 白石町福富の県道36号沿いに、パトカー1台が常時駐車している。遠くからは実際の取り締まりにしか見えず、その存在が通過する運転手に緊張感を与えている。

 白石地区交通安全協会や同町総務課よると、2013年3月ごろ、交通違反や事故の防止を目的に設置された。正体は使わなくなった車に塗装を施した模擬の無人パトカー。見通しのいい直線だったため、設置当時はスピード超過や、朝の通勤時間帯に前の車両を追い越す運転が目立っていたという。同町の関係者は「当時、町内にあった自動車整備会社の社長が発起人となって設置したようだ」と推測している。

 白石署によると、昨年の同署管内の県道36号福富武雄線の交通事故の発生件数は10件で、設置した13年の22件から半数近く減少した。効き目は今でもあるようで、同協会も「運転手はドキッとして、スピードを抑える効果がある」とほくそ笑む。

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