天竺川下流から、戸井土集落を望む風景

 神埼市立西郷小学校の西に、戸井土(といど)という自治区があり、この戸井土の中を流れる川を天てん竺じく川といいます。幅は3メートルほどで、下流は7メートルの川幅となり、城原川から取水する中地江川と合流します。

 1966年8月に発行された神埼町史に、天竺川の名前の起源がつづられています。戸井土に住んでいたおばあちゃんの話です。

 「むかし、参勤交代があっておったでしょう。そん時の殿さまがこの村さい来られた時、こちらは水害地で、蛙(かえる)の小便まったちゃすぐ大水のはるうちゅうごた村やった。少しの雨でん、すぐ大水のはりよったもようたんたぁ。殿さまが蛇取橋(じゃといばし)=西郷小そば=の上からこちらの村ばなたぁ眺めんさった所がくさんたぁ、水のいっぱいしとったもんじゃ『ああ、これは天竺の川のようだなぁ』ちて言いんさったたんたぁ。そいから『天竺川』ちて、名の付いたち」というのが川の名前の起源伝説です。(江原邦興=神埼市)

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