交通安全に向けた出発式で、「やめよう!佐賀のよかろうもん運動」と揮毫(きごう)する佐賀北高書道部の生徒たち=県庁

交通安全と書かれたタスキを身につけた馬に乗る園児ら=佐賀市のイオンモール佐賀大和

 11日から始まる春の交通安全県民運動(県交通対策協議会主催)の出発式が10日、県庁や佐賀北署であった。全国で幼い命が奪われる事故などが頻発していることを受け、山口祥義知事らは「悲惨な事故を起こさない」と決意を新たにした。

 県庁で開かれた式のあいさつで山口知事は、滋賀県大津市で保育園児2人が巻き込まれた8日の交通事故に触れ「本当に胸を痛めた。絶対にあのような事故を起こしてはいけない」と強調した。三田豪士県警本部長は「全国で悲惨な交通事故が相次いでおり、佐賀でもいつ発生するか分からない。『よかろうもん運転』の延長に重大事故が起こる」と気を引き締めた。

 佐賀北高書道部が、県の掲げる交通マナーアップのキャッチフレーズ「やめよう!佐賀のよかろうもん運転」と力強く揮毫きごう。副部長の大久保麻依さん(17)は「人の命の尊さを常に意識した運転をしてほしい」と訴えた。

 同日、佐賀北署と佐賀南署は合同で出発式を実施し、白バイやパトカーなど約30台が巡回へ向かった。佐賀市のイオン佐賀大和店では、交通安全と書かれたたすきをかけた馬が登場し、「交通安全、馬(うま)~くいく」と買い物客らに呼び掛けた。

 県警交通企画課によると、2018年の人身交通事故件数は5725件で、ピークだった01年(1万584件)と比較してほぼ半減している。

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