観光ストリートとしてさまざまな仕掛けが予定されている市役所と図書館を結ぶ通り=武雄市武雄町

 2022年度の九州新幹線長崎ルートの暫定開業をにらみ、武雄市は観光ストリート整備を始める。駅、温泉、市役所、図書館などを結ぶ道に、街歩きの姿やにぎわいが生まれる仕掛けを施す。観光拠点の“点”を“線”にして、散策が楽しめる町を目指す。

 観光客から漏れる「散策できる所が少ない」「温泉情緒を感じさせる何かがあれば」などの声を受け、「観光ストリート周遊促進事業」として取り組む。既存の官民組織「新幹線活用プロジェクト」や、夜の観光の魅力づくりを考える「ナイトタイムエコノミー実行委員会」とも連携する。

 第1弾としてゴールデンウイークに初めて「武雄まちあるきマルシェ」を実施。市役所と図書館を結ぶ通りに71店が並び、予想以上のにぎわいをみせた。当面の事業として、「インスタ映え」するようなベンチやストリートフラッグ(旗)の設置、市役所前の通りの愛称募集を考えている。市民参加のワークショップで意見を募る。本年度の予算額は390万円。

 新幹線活用プロジェクトは既に、駅と高架下整備や回遊性のある観光地づくりなど6分野の協議を進めている。ナイトタイムエコノミー実行委はこれから委員を公募して、夜9時まで開いている図書館や市役所1階ロビーの生かし方などを含めて協議する。観光ストリート整備は、こうした組織と意見や知見を共有しながら進める。

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