松浦党の史跡を巡るガイドマップを手にする峯博海さん=唐津市厳木町

地元住民らが作成したガイドマップ

唐津市 唐津市厳木町に数多く残る「松浦党」の史跡を紹介するガイドマップが好評で、新たに2千部が増刷された。平安末期から戦国時代にかけて九州西北部で勢力を誇った松浦党。海外から訪ねてくる旅行者もいて、作成に携わった峯博海さん(87)は「思った以上に反響がある」と驚いている。

 マップには松浦党の祖である源久(ひさし)の孫、源披(ひらく)が築城した「獅子城(ししがじょう)跡」や披が眠る墓など10カ所に及ぶ史跡や石造物を紹介。車や徒歩で巡るコースが設定されている。

 2015年秋に峯さんらが「一人でも多くの人に、松浦党のことを知ってもらいたい」と思い立ち、17年に同町内の住民らでつくる「松浦党の愛した三ツ星仏の里巡り厳木実行委員会」として2千部を作成した。

 観光協会や市役所をはじめ、市外にも配布したところ、県内外から問い合わせが相次ぎ、歴史ファンや若い人たちがマップを片手に町内を歩く姿が多く見られた。中には、韓国からの旅行者が峯さんの自宅を訪ね、ガイドを依頼してきたこともあったという。

 今年2月に増刷したマップを現在配布中で、夏には地元住民がボランティアガイドとなり、獅子城などを巡る見学ツアーも計画している。峯さんは「厳木町には松浦党に関する貴重なものがたくさんある。そのことを地元から発信していきたい」と話している。

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