吉田宏太郎さん「馬と少女」S20号

保田達郎さん「不覚」F100号

会場で布にドローイングする服部大次郎さん=佐賀市松原のシルクロ

 独立美術協会会員の吉田宏太郎さん(63)=佐賀市=が発起人を務めるグループ展「半神半馬の宴(えん)」。北海道を拠点に、農業の傍ら独学で油彩画を描いた夭(よう)折(せつ)の画家・神田日勝(にっしょう)(1937~70年)を縁につながった県内外の作家10人が“宴(うたげ)”を繰り広げる。

 ジャンルや世代を越えた作家が過去作品と近作を並べて、未来に思いをはせる趣向。作家らがドローイングした布がにぎやかに空間を彩り、パーティーのような高揚感を与える。

 約20年前に神田日勝記念美術館(北海道)で開いたグループ展がきっかけで、吉田さんや造形作家の豊田洋次さん(59)=千葉県=、佐賀大学大学院地域デザイン研究科で日勝を研究する保田達郎さん(23)=佐賀市=、画家の服部大次郎さん(72)=同=らが集まった。

 展示作のうち、吉田さんの「馬と少女」は鮮やかな色彩が響き合い、熟れた果実のように芳醇な香りを放つ。保田さんの「不覚」は飛行機から雲間に見下ろした町を抽象的に描き、内面の不安定を表現する。

 吉田さんは「寄り集まって“今”を楽しむ雰囲気で、芸術を楽しみたい」と話す。

 ▼グループ展「半神半馬の宴」は12日まで、佐賀市松原の「シルクロ」で。050(1438)0501

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