九州防衛局は、佐賀市の佐賀空港への配備を計画している自衛隊輸送機オスプレイの騒音がコノシロ(コハダ)漁に及ぼす影響に関し、来週中にも再調査を始める方針を固めた。週1回ペースで、延べ10回程度を予定している。

 コノシロ漁を巡っては九州防衛局が2017年夏、機体の騒音が及ぼす影響を調査した。陸上自衛隊の大型ヘリCH47で有明海上空を飛行したり、海中に沈めたスピーカーからオスプレイの音源を流したりする方法で調べた。魚群が確認できた14例のうち少なくとも6例で反応があったが、調査日数や事例が少ないことを理由に「影響を断定することは困難」と報告した。

 コノシロは音に敏感で、投網漁も船のエンジンを止めて魚群に近づかなければならないほど騒音が大敵になる。地元の佐賀県有明海漁協大浦支所(藤津郡太良町)の漁業者らは反発して再調査を求めていた。

 再調査は漁業者の意見を踏まえ、コノシロの動きが活発になってくる来週中に海の様子を確認しながら始める。調査回数は前回よりも増やし、延べ10回程度とする見通しで、途中にクラゲ漁による中断を挟み、夏ごろまで続ける。

 山口祥義知事が配備計画の受け入れを表明した昨年8月24日、当時防衛相だった小野寺五典氏は知事との面談で、早期の追加調査実施を明言していた。

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