佐賀県は12日、佐賀市や武雄市の商業施設など県内5市の6カ所で、乳がん検診の早期受診を呼び掛ける街頭啓発活動をする。全国平均よりも高い水準で推移している県内の乳がん死亡率を抑えることなどが目的で、自身でチェックできる方法を記したチラシを配布し、触診の仕方の解説もする。

 県内の市町で女性が乳がんの検診を受けている割合は、08年度に初めて20%を超えた。その後に2年続けて増加したものの、10年度以降は横ばいで、17年度は27・1%だった。

 県内の乳がんによる死亡率(75歳未満年齢調整分)は、17年度が全国平均を0・2ポイント下回る10・5%。ただ、16年度は12・9%と全国ワーストで、17年度までの10年間で見ても4回ワーストになるなど、全国よりも高い水準になっていた。

 県がん撲滅特別対策室は、全国的に乳がんの罹患(りかん)者が増え、若年化している傾向を受け、一層の受診率アップを目指している。早期に発見できれば生存率が高くなる点を踏まえ「日ごろから自己触診をして早く気付いてもらい、検診をしっかりと受けてほしい」と話す。

 県は、乳がんの正しい知識を広めることを目指し「ピンクリボンキャンペーン」を2007年度から実施し、09年度からは年に2回、春と秋に啓発している。17年度からは女性の受診率アップに向けて、がん検診や人間ドックを受けた人が2人1組で応募でき、宿泊券などが当たるキャンペーンにも取り組んでいる。

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