加工用のタマネギの収穫を手伝う佐賀星生学園の生徒たち=有田町立部

 県内の棚田の保全に向け、ボランティア協定を結ぶ企業や団体の本年度の活動が8日、有田町を皮切りに始まった。佐賀市の佐賀星生学園の2年生28人が同町立部を訪れ、地元農家のタマネギ収穫を手伝った。

 同校は昨年に続き、立部営農組合(大屋敏春組合長)を支援。耕作地27ヘクタールのうち8ヘクタールが棚田で、高齢化や後継者不足が課題という。生徒たちはタマネギを、加工用に葉の根元を長めに残して切ったり、コンテナに運び込んだりした。

 この日は平野部の収穫だったが、大屋組合長は「おかげで棚田での作業に人手が回せる」と感謝。「活動を通して、若い人に農業に感心を持ってもらえれば」とも述べた。

 力仕事を担った梁井啓暉さん(16)は「スタミナが必要だが、初めての体験で楽しかった」と心地よい汗を流していた。

 中山間地にある棚田は過疎化や高齢化などで存続が危ぶまれ、ボランティア協定は2017年度から始まり、農作業や活性化イベントを支援している。本年度は県内15の棚田がある地域と31企業・団体が結んでいる。

 

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