手首に重りを着けて体操する利用者=嬉野市塩田町の市社会文化会館「リバティ」

 嬉野市で高齢者の居場所づくりを進める活動が始まった。市民ボランティア団体「ごましお結びの会」が中心となって実施する「ごましお健康くらぶ」。外出による認知症の予防に取り組み、同時に社会問題となっている「買い物難民」の解消を目指す。

 嬉野市塩田町の五町田、久間、塩田、大草野の4地区(各地名が団体名の由来)に住む65歳以上が対象。利用者宅から開催場所の市社会文化会館「リバティ」まで、社会福祉法人「済昭園」が送迎する。利用者は同会館で30分~1時間程度体操をして、近隣のスーパーで買い物する。

 同会のボランティア14人が、バスの乗り降りを手伝ったり、買い物に付き添ったりする。週1回開催する予定で、料金は1回200円。

 市は運営費として本年度120万円を補助する。7日の開所式では、嬉野市の村上大祐市長が「市民の暮らしに寄り添ってサポートしていきたい」とあいさつ。この日は利用者9人が参加し、手足に重りを着け、体操で約40分運動した後、買い物に出掛けた。

 1年前に運転免許を返納したという江口節子さん(82)は「買い物の送迎と体操ができて満足している。利用者に会えるのも楽しみ」と喜んでいた。同会の蒲原知愛子代表(69)は「地域の人が手と手を結べるような場所になれば」と期待した。

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