例年以上ににぎわった「唐津やきもん祭り」=唐津市呉服町

樹勢も復活し、フジと天守閣をバックに記念撮影する観光客=4月28日、唐津城

 改元をはさんで10連休となった今年のゴールデンウイーク(GW)。後半は好天にも恵まれ、唐津市内にも多くの観光客が訪れた。唐津くんち「祝賀奉曳」やインバウンド効果もあり、市観光課によると連休中に唐津を訪れた観光客は昨年の18万人を優に超え、20万人超の見通しとなっている。

 今年で8回目を迎えた唐津やきもん祭り。市中心市街地を会場に、2万2千人(昨年)が最高だった来場者数は3万人に上った。窯元の一人は「お客は今までで一番多い。参加窯元も増え、唐津の食とのコラボもあり、徐々に浸透、定着してきたのでは」と口にする。フジの名所と知られる唐津城の4月27日から5月6日までの有料入場者数は、昨年の約1万1千人から今年は1万6千人に増えた。

 5日に行われた「奉曳」も誘客に大きく後押しした。1月に開催を決めたにもかかわらず、唐津曳山取締会、市など関係機関が連携。市や関係者が事前PR活動やSNSによる情報発信に努め、周知を図った。当初は5万人を見込んだ人出も11万人(同取締会発表)が訪れた。

 市の現状は、日本人宿泊者数が2015年の70万人超をピークに徐々に減少。一方、外国人宿泊客は14年から3年で5倍の3万8千人と飛躍的に伸びている。

 市は1月、「観光地経営戦略プラン」を策定。将来の人口減や経済縮小を見据え、観光を基幹産業に発展させることをうたう。2020年には国内宿泊者数は50万人以上をキープし、外国人宿泊者数は5万人との目標を掲げ、「稼ぐ観光」の実践を目指す。

 プランは緒に就いたばかりで、今年から3年はデータ収集など将来を見据えた基礎づくりと位置付ける。市観光課は「奉曳の波及効果が食、自然、歴史など他の観光分野にも及んだ。観光資源の多い唐津ならでは」と話す。

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