平成から令和への改元に伴って初めて10連休になったゴールデンウイーク。佐賀新聞社は、県内の10人に10連休の過ごし方と評価を尋ねた。それぞれ国内外の旅行を満喫したり、普段と同じように仕事をこなしたりして、評価も「充実した時間だった」「世間と温度差があった」と“十人十色”。社会問題になっている働き方改革に関連し、長期休暇のあり方について関心を寄せる声も上がった。

 飲食店は連休中がかき入れ時。ギョーザやラーメンが人気の「餃子会館」(武雄市)を営む野田千代子さん(64)は「従業員も大変だし、仕込みが追いつかずに来店者に迷惑を掛けてはいけない」と、4月30日から3日間の店休に踏み切った。「休みも2日間は仕込みをして、残りの1日もスープへの火入れなどで完全には休めなかった」と苦笑する。

 鹿島市の川尻由美さん(41)が勤務する高齢者福祉施設は入所者らへの対応で連休の間も運営していて、職員間で調整しながら休日を取った。「連休になっても誰もが休めるわけではない。業界の担い手不足や世間のにぎわいとの温度差を感じた」と吐露する。

 「唐津ボランティアガイド」の活動などをした唐津市の冨田竹美さん(57)は「唐津ではイベントと休みが重なって観光客が増えたのは良かったのでは」と評価する。

 一方、周囲では連休中に仕事をしている人が多かったことを挙げ、「社会全体が休みを取りやすい雰囲気にしていくことも大事」と強調した。

 多久市の農業永石憲彦さん(32)は農作業で忙しい中でも長男の初節句を祝って家族旅行にも行くことができ、「仕事にメリハリを付けて例年の連休よりも家族と一緒に充実した時間を過ごせた」。

 佐賀市職員の荒川秀久さん(51)は「ワークライフバランスなどが進んで、一斉に休むのではなくそれぞれ自分の都合に合わせて長期休暇を取る方向になれば」と話した。

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